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●廃日記X 大失π>無限ループ地獄
背景は本文とは関係ありませんm(_ _)m
NEC98が好きなんです(^^)v


2001.8.28 UP 大失π 1000億ループまでの道のり


1.はじめに
パイ・・・ この響きの良い言葉。(^^)
パイと名がつきゃ、オッパイだろうが酸っぱいだろうが・・・
おっと、話がそれた(^^;;

パイはパイでもπ、3.14・・・・という円周率です。
この値を求めるプログラムは今やコンピュータの性能を比較するベンチマークソフトとして脚光を浴びるようになりました。
本来は純粋に円周率を計算する為のものでしたが、その実行過程がコンピュータにかなりの負担をかけるのと、桁が大きくなると様々な障害が待ち受け、それを克服する喜びが何とも言えない雰囲気があります。
やはり、パイという響きと、ベンチマークに参戦しているほとんどの人が男と考えると、やはり永遠の宝物かな(すぐ話がこっちにそれる)

2.パイプログラム

(1) スーパーπ

 言わずと知れた、スーパーコンピューター用に作られたプログラムで、最大3355万桁まで計算出来ます。
 パイをベンチマークとして使うようになった初めてのものですが、今でも人気はトップを保っており、一般にパイ●●秒ですというとこのプログラムで104万桁を計算した時間を差します。
 今や世界標準なベンチマークソフトとして定着しています。
 これを通す為に、オーバークロッカーと称する人たちは血眼にになって、パーツを買いあさり、空冷、水冷、液体窒素、ドライアイス冷却なんぞやって1秒を詰めるのにまさに命がけのバトルをやってます。

πの部屋
からダウンロード可能です。

又、ベンチマーク大会はbunnyさんが主宰されており、壮絶なバトルが展開されています
スーパーπランキング

(2) PIPIPIH4
 パイ大好き人間、近藤さん作のπ計算プログラム。
 πに関してパソコンでの最速、最大桁数を誇っています。
 現在公開されているのは最大5億3千万桁で、記録も1/100秒単位です。
 スーパーπがストップウォッチならPIPIPIは電光タッチ板といった所でしょうか。
 マシンにはメチャ厳しいプログラムですが、スーパーπも今や1分切りになってきましたので、こちらに参戦してコンマ秒の争いをするOC野郎が増加中です。
 マシンの性能評価の104万桁
 メモリ512Mbyte搭載時の安定度テストには1億3千万桁
 メモリ1Gbyte搭載時の2億6千万桁
 メモリ2Gbyte搭載時の5億桁
なんてのがオススメです(^^)/
ちなみに、私は2億6千万桁までしかやってません。
いづれ、メモリ2G積んで5億はやってみたいです(^^)o
近藤さんのホームページ にあります。
ベンチマーク大会も開催しています

(3) 大失π
 なんぼ頑張っても最大14桁までしか計算出来ない、おそらく世界最悪最遅のπ計算プログラム(笑)
 今や、暗記好きな小学生で100桁暗記してるなんてガキもいる時代にフン、所詮機械なんてこんなもんさって優越感の味わえるプログラムです。
しかも作者すら、どれだけ回したら何桁一致するかわからない無責任な計算ですから、小学生にπは3.14ではなくて3と教える現代にはπの凄さを教える意味ではすばらしいですね。


大失πプログラム

はR100RS−87さんのHPにあります。
 現在2000万回ループを標準としてベンチマーク大会が開催されてます。


3.大失πの計算
このプログラムはVBで作られており、VB用のランタイムも必要です。

(1).テスト環境

MB >>ASUS A7M266(V-Core 1.79V,V-IO 3.5V)
CPU>>Athlon1.4Ghz(140*11=1540Mhz)(夏仕様モード 常用可能限界はFSB145)
MEM>>Micron DDR256Mbyte*2=512Mbyte
VGA>>ATI RADEON VE(1600*1200 Dual VGA)
CRT>>IIYAMA 21inch *2(Dual)
HDD>>Seagate Balacuda 30G*2 + 40G(3本とも内蔵IDE)
SCSI>>Adaptec AHA2940AU
NIC>>Melco Lan CARD
FDD>>Tomcat 3mode
SB >>内蔵
HS >>KANIE(うるさΔファン付)

周辺:
MO >>富士通640Mbyte
CD/PD>>ナショナルCD/PD/CDR
その他、カラーレザー・モノクロレザー・バブル等プリンタ、スキャナ等

OS:
WINDOWS98 & WINDOWS2000 Dual Boot
ネットワークは98ではTCP/IP、2000ではAPPLE TALK使用。
2000でAPPLE TALKを使っているのは、NT Serverへ、イメージセッタ(プリンタ)
へのデータ書き出しの為の仕様なのです。

アプリケーション:
Photoshop、IllustratorといったADOBE製品を基本としてどっちゃり
書体登録は200書体以上。
一般プリンタ以外にAPPLE TALK 経由のプリンタ登録20以上。

(2) テスト結果
 2000万回ループだと7桁まで一致。

TB1400 FSB144*11(1584Mhz)
★大失π(Ver1.2.5) 結果★
ループ回数 2000万回 計算値 3.14159260358986
小数点以下7桁まで一致しました。
計算時間 0時間0分18秒00 SCORE 11.444(基準機:MMX-Pentium166)

ちなみにWindows2000だとこうなります。
★大失π(Ver1.2.5) 結果★
ループ回数 2000万回 計算値 3.14159260358986
小数点以下7桁まで一致しました。
計算時間 0時間0分19秒19 SCORE 10.093(基準機:MMX-Pentium166)
一般にパイプログラムはNT系が有利ですが、これは反骨精神旺盛であり98有利となります。

(3) どこまで一致するか

2000万回ループだと7桁まででしたが、14桁まで出来るという作者の言葉を信じれば、やってみたいと思うのは人情ってもんす。
ということで、やってみました、無限ループ地獄。
尚、このプログラムは結果が出るまでなぁんにも表示せず、動いているのかハングしてるのかすらわからないスグレモノです(^^)/
ひたすら心配と不安をかき立ててくれます。
まさに大失π。言葉に偽りはありません。
そのため、常用モードの雷鳥1.4(140*11=1540Mhz)としました。

(3-1) 10億回ループ

★大失π(Ver1.2.5) 結果★
ループ回数 10億回 計算値 3.1415926525879
小数点以下8桁まで一致しました。
計算時間 0時間15分28秒91 SCORE 11.088(基準機:MMX-Pentium166)

10億回だと8桁まで一致です。

(3-2) 100億回ループ

2時間35分21秒68でした。

100億回でやっと9桁まで一致です。

私のマシンでは1000万回当たり10秒になります。

相当CPUに負担がかかってる模様。
FSB143でPIPIPIH4を1億3千万桁で約4時間の時もコア横温度が45度台だったのに46度以上に跳ね上がります。

(3-3) 300億回ループ

7時間45分54秒94でした。
勤務時間フル稼働といった所でしょうか(^^)

10桁まで一致です。

(3-4) 1000億回ループ

バカですねぇ。性懲りもなく1000億回を回してしまいました(汗)
まぁ、スタートボタン押して放っておいたんですが・・・

★大失π(Ver1.2.5) 結果★
ループ回数 1000億回 計算値 3.14159265357733
小数点以下10桁まで一致しました。
計算時間 1時間54分17秒00 SCORE 150.211(基準機:MMX-Pentium166)

1時間54分17秒00でした。
おかしいですねぇ、300億回より短い。時計は24時間の日時計ですね。
ですから25時間54分17秒00です(^^)/

これでも10桁までしか一致しません(^^;;
11桁一致は予測としては1500億回くらいでしょうか?


いじょっ


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