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●廃日記U・BH6改造編(^^;;
背景は本文とは関係ありませんm(_ _)m
NEC98が好きなんです(^^)v

2000.9.18 汎用巨大ヒートシンク (CPUカードサンドタイプ)
2000.9.16 Duane OSC の製作及び原発乗っ取り
2000.9.14 BH6 V-CORE 改造



本編は独断と偏見を元に書かれてます(汗)
BH6以外にも様々なM/Bの改造および原発乗っ取り用PLLを配布されている keiさんのHPを参考にされると良いでしょう。

Duane OSCについては、keiさん、Duaneさん及び友人の方々により配布されています。(数量限定)



はじめの一歩

今やオーバークロッカーの間で伝説となっているBH6です。
私のBH6はそれほど良いものではありませんが、改造の初歩としては
情報量が多いのでいいですね。

今回は原発乗っ取りの他、V-CORE改造も行います。
セレロン533AのOC遊びで、どうもV-COREが安定して出力されなかった
のが原因ですが、それならV-COREを固定してしまえということです。
本来はBIOSの書き換えにより各種V-COREが発生出来るんですが・・・

ちなみにBIOS書き換えによるV-CORE変更方法は次の通りです(^^)

V-CORE 1.5Vな河童セレ533Aの場合
1.BIOSのV-CORE電圧を1.8Vに設定。
2.F10で終了
3.ABITFAE BH32_xx.BIN でBIOS書き換え
4.BIOSを見るとDEFOLTが1.8Vになっている。

さらに上げたい場合はV-COREをさらに上げてBIOS書き換え。

これを繰り返せば、CPUが壊れるまで出来るはずです(^^;;
尚、これをやって、M/Bから火を吹こうがCPUが壊れようが一切
関知しませんのでそのつもりで。
ちなみに、私はBIOSいじってセレ533Aを1個壊してます。
どのように壊したかは、悔しいので言いません。

尚、書かれている内容には間違いがあるかもしれませんし、危険が
つきまといますので、改造はあくまでも自己責任です。


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3.汎用巨大ヒートシンク (CPUカードサンドタイプ)
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笑いたければ笑え!
ホンマ・冷えるんかいなぁ(疑)
という人は即退散して下さい(;><;)
鰯の頭も信心から。
苔の一念、岩をも通す。
でんがな(^^;;

(2000.9.19)

ソケットCPUをCPUカードに差しての使用が前提です。



セレ533Aでの空冷ペルチェ(60W)はこの仕様でやりました。
但し、ファンはダブルにしてます。
パイ104  >>FSB135(1080Mhz)で2分03秒
WCPUID取得 >>FSB142(1136Mhz)
が盗れました(^^)v


最近のCPUのソケット化に伴い、どうしてもヒートシンクの密着度が悪くなってます。あまり強すぎるとソケットの爪を痛めるおそれがありますし、何回も付け外ししているとユルユルになったりします。
コア剥きだしのCPUでのシンク密着度が弱いとOCどころか安定度が悪くなったりしてしまいます。
そこでSECCの時と同じようなボルトサンドが出来ないか考えてみました。
SECCの時はCPUコア脇に穴があったので、そこにネジを通して流用出来ましたが、CPUカードにはそんなのありません。


穴が無いならはさめちゃえ。


ということで、クリップ型をやってみました。
強力なバネがあればいいのでしょうが、そんなの手に入りませんので、あくまでも簡単、しかも入手しやすいものが前提です。
平衡に支点を固定して、後はネジで締め上げます。

(A)2支点・2固定方式
  ┏━━━━━━━┓
  ┃●     ●┃←支点
  ┃       ┃
  ┃       ┃
  ┃●     ●┃←締め上げネジ
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┃ ┃  ┏━━┓  ┃ ┃
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(B)2支点・1固定方式
  ┏━━━━━━━┓
  ┃●     ●┃←支点
  ┃       ┃
  ┃       ┃
  ┃   ●   ┃←締め上げネジ
┏━╋━━━━━━━╋━┓
┃ ┃  ┏━━┓  ┃ ┃
┃ ┃  ┃┏┓┃  ┃ ┃
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┃ ┃  ┗━━┛  ┃ ┃
┃ ┗━━━━━━━┛ ┃
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(C)その他
1支点・2固定方式やシンクを大きくして横で締めるといった様々な形態が考えられますが、原理は同じです。


用意するもの


アルファにもいろいろありますね。
まん中が10cm*10cm*4cmの汎用アルファで河童650をボルトサンドしたものです。
一番右が10cm*10cm*2.5cmのものです。


(A)ヒートシンク
私が良く使うのはアルファの汎用シンクです。
最大10cm×10cmのものがあり、高さが2cmとか4cmのものがあります。
空冷なら3cmでいいですね。
4cmはファンをつけるとメモリと干渉する場合が多いです。
より大きなシンクにしたいとか、安く作るならジャンク屋さんを探すといいですね。
但し、サンダー等でカッテイング出来なければ鉄のこで根性のみで切ることになりますので根性の無い方は適当な大きさを探すほうが良いでしょう。
但し、ジャンクシンクには沢山穴が開いてますので、CPU部分に穴がこないものを探しましょう(^^)

(B)背面シンク


背面で固定するために使います。
なければ3mmアルミでもいいですね。
要はクリップしてネジ止めの際に曲がらなければいい訳です。

(C)ネジ類
何度も付けたり外したり(私だけか?)しますのでちょい長めでいいものにしましよう。できればスペーサー(ネジ切タイプ)を4〜6本用意します。無くても良いですが微調整が楽なのと、最後に一〆に威力を発揮します(^^)v

(D)発砲スチロール
背面シンクとCPUカードを固定するのと絶縁を兼ねます。プラスティックなど何でもいいのですが、ペルチェ等を使った時の断熱材にもなります。
いわゆるスーパーなどで魚や野菜が入っているトレィの廃品利用です。
出来れば魚や肉が入っているものはやめましょう。臭い!(笑)


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写真多用の為、こちらへ移動します。
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どうしても見たい方は上をクリックして下さい(^^;;



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2.Duane OSC の製作及び原発乗っ取り
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(2000.9.16)

Duane OSCの製作


 注意:悪い見本です(^^;;何と左の電解コンデンサの極性が逆です。
    こんなことしないように!
    正解は(−)極性が下にこなければなりません(汗)


Duane OSCはクリスタル交換方式により原発乗っ取りが出来ます。
パーツ点数も少なく、非常に良く出来たOSCです。
作成はそんなに難しくはありませんが、部品がかなり小さいので注意深く、かつハンダはスピーディにが原則です。
後は、ルーペ等でハンダブリッジが無いかどうか確認はお忘れなく。

入手先/

基本テクニック
細かい点はマニュアルを参照して下さい。
クリスタルは丸ピンにしておきました。
その他、チップ抵抗やコンデンサがかなり小さいので自信が無い方は瞬間接着剤で固定してからやると良いでしょう。
ICの位置決めも同様ですが、私はクリップを使いました。
手は2本しかありませんのでこれでポイントハンダの後、クリップを取って全ピンをハンダします。
最後に、5VとGNDがショートしてないかどうか確かめます。最低限これだけはテスターにて導通テストして下さい





BH6(Rev1.1)の改造


クリスタルを除去して丸ピンになってます


尚、詳しい内容に関してはkeiさんのHPをご覧下さいってこればっかり(^^;
keiさん、ゴメンm(__)m



BH6(Rev1.1)の抵抗除去及び位置の確認



27番ピン(14Mhz)>>>赤●>>>2ケ所
13番ピン(48Mhz)>>>緑●
14番ピン(24Mhz)>>>青●

上記の赤枠の部分の抵抗を除去しての位置にDuane OSCから注入します。



Duane OSCの配置



マザーボードに設置しました。
BH6のメモリと干渉するので、横を少し削ってます。
おっと、配線が上から出てますね(^^)。何故か1mmドリルなんてのがあったりしますんで穴を開けました。



W196Gとの結線



小さな部分へのハンダですので、結構面倒です。
私は最初に線の方に適当にハンダを盛って、それを上から押しつける形で鏝を当てました。その前に、ケーブルよりちょい太めの線のビニールをかぶせておきます。
ケーブルを保護すると同時に、ハンダの際、ここを押さえれば線にキズがつくこともなく一石二鳥です



クリスタル設置及び基本動作



まずはちゃんと動くかどうかの確認です。
取り外したクリスタルを元の位置(丸ピンに変えた場所)に設置。
Duane OSCの14.3Mhzと48Mhzのクリスタルを設置。
尚、Duane OSCのクリスタルには極性がありますので、くれぐれも間違いの無いように、マニュアルを参照のこと。その他細かな注意点は、これまたkeiさんのHPを参照して下さい。



動作確認


(何故か電源関係がダンボールに入ってます)

上記のことが全てクリアされたとして、いよいよテストに入ります。
1.BIOSの読みがちゃんと出来ているか。
2.WCPUIDでの読みが正しいか。
3.FDDへの読み書きが出来るか。
4.時計が狂わないか

FDDのみのテストです。HDDは繋ぎません。
BIOS表示を見ます。
さらにFDDへの読み書きが正常かテストします。
次にクリスタルを15Mhzに交換し、同様にテスト。

いよいよHDDを繋いでみます。

セレ400にて
元の14.318MhzのオシレータだとWCPUIDは66.8Mhz
15MhzオシレーターにてWCPUID、70Mhz(420Mhz)

SOFT FSBにて75Mhzにすると
WCPUID、78.58(471.47Mhz)

うん、うまく逝ってるようだ。



エージング



今回は比較的調子良く出来たので、いきなり3時間のならし運転です。
良い子はマネしないように(^^;;
時計を表示しながら、パイ838万桁の連続運転を2回以上してみました。
1工程1時間以上かかります(^^;;
クリスタルは15Mhz(420Mhz)動作です。
これで、時計が狂ったり、ハングアップすればどっかおかしいですね。
結果が目視1秒以内であれば誤差1/1万以内ですのでベンチマーク競争に参加しても問題ないでしょう。
結果は腕時計との目視差0秒ですのでOC問題なしですね。(^^)v



さてさてベンチマークをば??

とはいきません(^^;;
かるーくベンチはやってみますが、V-COREの見直ししてます。
回路の問題ではなく、ベンチ盗りの為の見直しでし(汗)
どんなことかって???それはヒ・ミ・ツ・・(^^)v



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2.Duane OSC の製作及び原発乗っ取りはこれにて終了
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次号はベンチマーク及び見直しについて予定してます。
●廃日記Uでは、F'EXET PLLによる無断階周波数アップ。
SECC&SOCKET兼用巨大汎用ヒートシンクの作成。
等も予定してます。
但し、あくまでも予定ですので、そのつもりで。

尚、今回の作りながらのHP公開をしたのは、Duane OSCを配布されている、keiさん に出会ったからです。
keiさん、Duaneさん、キョロちゃん、ありがとうございます。
少しでもお役に立てれば幸いです。




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1.ABIT BH6(Rev1.1)V-CORE改造
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(2000.9.14)
BH6(Rev1.1)ではDC-DC ConverterにはCS5165というタイプが使用されて
ます。
要領はP2B−Bの場合と同様です。
VID 0 〜 4 がVCCかGNDかによって電圧を可変出来る訳で、概要です。



DC-DC Converter CS5165の VID0〜VID4のピン
  1ピン-VID 0
  2ピン-VID 1
  3ピン-VID 2
  4ピン-VID 3
  6ピン-VID 4

VIDによる出力電圧(主な部分)
出力電圧 VID0 VID1 VID2 VID3 VID4
  1.5V   1  1  0  1  0 
  1.55V  0  1  0  1  0 
  1.6V   1  0  0  1  0 
  1.65V  0  0  0  1  0 
  1.7V   1  1  1  0  0 
  1.75V  0  1  1  0  0 
  1.8V   1  0  1  0  0 
  1.85V  0  0  1  0  0 
  1.9V   1  1  0  0  0 
  1.95V  0  1  0  0  0 
  2.0V   1  0  0  0  0 
  2.05V  0  0  0  0  0 
  NO CPU  1  1  1  1  1 
  2.1V   0  1  1  1  1 
  2.2V   1  0  1  1  1 
  2.3V   0  0  1  1  1 
  2.4V   1  1  0  1  1 
  2.5V   0  1  0  1  1 
  2.6V   1  0  0  1  1 
  2.7V   0  0  0  1  1 
  2.8V   1  1  1  0  1 

これらの値をVID0〜VID4に与えれば、所定のV-CORE電圧が出力出来ます。
一般にロータリーSWを使われる方が多いですが、DIP SWを使用します。
単にこれが手元にあったからだけです。


┏━━━━━━━━┓
┃  CS5165   ┃
●        ┃
┃12345678┃
┗━━━━━━━━┛
 ■■■■■■■■
 ┃┃┃┃ ┃
 ┃┃┃┃ ┃
 VVVV V
 IIII I
 DDDD D
 0123 4
 ┃┃┃┃ ┃
 ┃┃┃┃┏┛
 ┃┃┃┃┃
 ■■■■■■■■
┏━━━━━━━━┓
┃□□□□□・・・┃
●□□□□□・・・┃DIP SW
┃□□□□□・・・┃
┗━━━━━━━━┛
 ■■■■■■■■
 ┃┃┃┃┃
 ┗┻┻┻┻━━━┓
        ━┻━
        GND


足上げにおける注意



CS5165の足上げに際し、CPU SLOTの後ろとかなり狭い位置にありますので結構やっかいです。
ヘタをすると足を折りかねません。
そこで足上げ道具を作りました。
虫ピンの頭をペンチで曲げて、割り箸に取りつけたものです。
出来れば余分なハンダを取る為にもハンダ吸い取り(銅線がメッシュになったもの)があるといいですね
ハンダ挿入の際、回りのコンデンサにキズをつけてしまいますので、ガムテープなどで保護しておくといいです。


足上げしたCS5165とDP-SWの設置



さてDP−SWをどこに置くかです。
CPU交換のみならずOC時に簡単に出来ること、かつあんまり離れない場所が必要です。そこでプリンタポートの上に設置しました。これを無理矢理接着剤にて固定しました。さらにGND線を使って補強してます。
一番難しいのが、足上げしたICとの結線です。
あの狭い範囲での鏝入れですから上のコンデンサにも当たってしまいます。
問題なしとはいえ、気持ち良くないですね。ハンダ入れの際にコンデンサにガムテープ
で覆いました。多少は防げるかと・・・
尚、足上げ結線はあまり強くはないので気がついたらはずれてたなんてことが起こり得ます。私はP2B−Bでやりました。
一応はずれた線がそう影響のないものでしたので良かったのですがやはり危険です。
そこで結線をICに接着しました。
ホットボンドがあればいいのでしょうが、止まればいいやってことで、手元にあったボンドサイレックスクリヤーなんてので代用しました。
これをどぼっと乗っけました(汗)
上の写真はDIP-SWへの結線前の状況です。




CS5165とDP-SWの取り付け完了



DIP-SWを接着剤でくっつけて、一晩置いてまずはGNDをハンダ付けします。
丁度両サイドにGNDの大きな穴がありますのでここに入れます。
尚、一方の穴の近くに信号線が走ってますのでキズをつけないよう注意が必要です。
足上げして引き出した線をDIP-SWに結線して完成です。
電源投入

M/Bをいじった後の一番緊張する所です。
特にCPUは結線間違い等で過電圧による破壊等考えられます。
とはいっても確かめたいので私は壊すの覚悟の旧セレ400で動作確認しました。本来ならM/Bのみで調べるべきなんでしょうが。

最小構成:
CPU>>CELL 400
MEM>>Micron 128M CL2
VGA>>Matrox G200 PCI
FDD>>2 Mode

HDDは壊れた場合の被害が大きいので接続しません。


BIOSによりV-CORE電圧チェック

まずはCPU CARDはデフォルトにして、DIP-SWを2Vに設定。
BIOSにて2.0Vが設定されているか確認。私のは2.01Vになってました。
2.00Vは10000ですのでVID1を1にしてみます。
ここでV-COREが1.9Vになれば成功です。
さすが1.8Vにしたら、落ちました(^^;;
DIP-SWでいろいろ設定して所定の電圧が出れば成功です。
続いて河童650にてDIP-SWを1.6Vにして起動しました。
同じくVID1を1にしてBIOSのV-COREが1.5Vになれば成功です。
原理としては簡単ですが、狭い場所でのハンダ入れですから、結構注意が必要ですね。


これにで、V-CORE改造編・オ・ワ・リ・・・

改造は自己責任でお願いいたします。




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